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『新九郎、奔る!(19巻)』伊豆政変の行方は?
『新九郎、奔る!』第19巻では、堀越公方・足利政知が将軍になれなかった息子・清晃を京から呼び戻すところから物語が動き出します。しかし、伊豆の有力国人たちはもう一人の息子・茶々丸を次の当主として支持。主と家臣、そして兄弟の思惑が交錯する中、執事・上杉政憲は苦渋の決断として茶々丸を幽閉することに。政知家の内紛はやがて大きな波となり、主人公・新九郎の運命にも大きな影響を与えていきます。本記事では、登場人物や時系列、歴史的背景などを交えながら、19巻の魅力をわかりやすく紹介します。
① 巻頭まとめ:19巻はどんな話?
『新九郎、奔る!』第19巻では、物語の舞台が大きく動きます。中心となるのは、伊豆の堀越公方・足利政知の家族をめぐる“後継者争い”。政知は、かつて将軍になれなかった息子・清晃(きよてる)を京から呼び戻し、家を継がせようと考えます。
ところが、地元・伊豆の有力者たちが推すのは、もう一人の息子・茶々丸(ちゃちゃまる)。家族の中での対立に加え、地元の国人(こくじん)たちの支持も割れてしまい、家中は一気に緊張状態に。
そんな中、主君と家臣の間で板挟みになった執事・上杉政憲は、苦渋の決断として茶々丸を“幽閉”するという選択をします。これをきっかけに、政知家を中心に広がる不穏な空気は、主人公・新九郎の人生にも暗い影を落とし始めます。
兄弟の確執と政変のうねり。静かに、しかし確実に運命の歯車が動き始めた――そんな一巻です。
② 登場人物と関係図をカンタン整理
第19巻では、家族の後継問題や政変を中心に物語が進むため、登場人物の関係をおさえておくと一気に読みやすくなります。ここでは、主要人物をシンプルにご紹介します。
◆ 足利政知(あしかが まさとも)
堀越公方(ほりごえくぼう)として伊豆を治める足利家の当主。将軍の弟にあたる人物で、今巻では家督をどちらの息子に継がせるかで大きく揺れ動きます。
◆ 清晃(きよてる)
政知の息子。かつて将軍になる道を閉ざされた過去があり、現在は京都にいますが、父の命で伊豆に呼び戻されます。冷静沈着で、知的な一面も。
◆ 茶々丸(ちゃちゃまる)
清晃の双子の兄。地元・伊豆の国人たちに人気があり、「次の当主にふさわしい」と推されています。激情型で、弟とは正反対の気質。
◆ 上杉政憲(うえすぎ まさのり)
足利政知に仕える忠臣で、執事(しつじ)の立場。主君と地元有力者の板挟みに苦しみながら、重大な決断を下すことになります。
◆ 伊勢新九郎(いせ しんくろう)
本作の主人公。直接的に政変に関わる立場ではありませんが、情勢の変化により、その影響を避けられなくなっていきます。新九郎の運命にも波が押し寄せる予感…。
この5人を押さえておけば、19巻のストーリーがグッと理解しやすくなりますよ!関係図をざっくり言うと――
政知(父)
│
├─ 清晃(弟) ← 京から呼び戻される
├─ 茶々丸(兄) ← 地元で人気/幽閉される
└─ 政憲(執事) ← 板挟みに苦悩
└→ 新九郎 ← 間接的に巻き込まれる
こんな構図で物語は展開していきます!
③ 19巻の主な出来事を時系列で
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政知が清晃を京から呼び戻すよう命令。
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伊豆の有力国人たちは茶々丸こそが後継者にふさわしいと主張。
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板挟みの政憲が下した決断は、茶々丸の幽閉だった。
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茶々丸と清晃、双子の間に深い執念の対立が発生。
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この政変の動きが、新九郎の周囲にもじわじわ影を落とし始める。
④ 政変の背景をわかりやすく解説
■ 「堀越公方(ほりごえくぼう)」ってなに?
室町幕府が地方の支配を強めるために置いた「公方(くぼう)」の一つで、伊豆を拠点とした政知がその役職にありました。つまり、政知は関東地方の足利家の代表みたいな立場です。
■ なぜ清晃は将軍になれなかったの?
もともと将軍候補だった清晃ですが、兄・足利義政が将軍職に就いたことでその夢は断たれました。その後、清晃は出家し、政治の表舞台からは距離を置いていたのです。
■ 国人(こくじん)ってどんな人たち?
国人とは、地方に根を張る有力な武士たちのこと。伊豆ではこの国人たちの発言力が強く、彼らが茶々丸を推すことで、政知の思惑と真っ向から対立することになります。
■ 「幽閉」ってどういうこと?
現代でいう「自宅謹慎」とは違い、当時の「幽閉」は非常に重い処置。反乱や政治的な混乱を避けるため、権力争いの相手を閉じ込めて動けなくする手段でした。茶々丸が幽閉されたことは、明らかに「排除」に近い行動です。
このように、第19巻の政変は、足利家の兄弟の因縁、地元勢力との対立、そして幕府との力関係といった要素が絡み合う、かなり濃厚な政治ドラマになっています。でも、こうした背景を知って読むと、物語の深みがぐっと増しますよ!
⑤ 新九郎はどう関わってくるのか?
この政変には直接関与しない新九郎だが、伊豆の混乱によって外交や人脈に揺らぎが生じ始める。将来的にはこの波が彼の人生に大きな影響を与える布石となるため、19巻はその“運命の伏線”が仕込まれた重要な巻とも言える。
⑥ 読者の感想まとめ(SNS・レビュー調査)
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「政知の判断が重すぎる…でもリアル」
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「茶々丸の扱いが気になる。彼は敵なの?味方なの?」
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「政憲の覚悟に涙が出た」
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「新九郎がどう動くか楽しみ!」
⑦ 次巻(20巻)への注目ポイント
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幽閉された茶々丸がどう反撃に出るか?
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清晃の将軍への道は再び開かれるのか?
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新九郎はこの政変をどう乗り切るのか?
⑧ まとめ:19巻は“権力と運命”がうねる巻!
『新九郎、奔る!』第19巻は、歴史の大きなうねりの中で一人ひとりがどんな選択を迫られるかを描いた重厚な巻。兄弟の確執、家臣の覚悟、そして主人公・新九郎の静かな決意。今後の展開に向けて、確実に物語が動き出したことを感じさせる一冊だ。