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- 高性能すぎない、だから長く使える。最初の1台にも安心なRTX4050ノート
- 1. ASUS Gaming V16 V3607VUとは?(製品概要・立ち位置)
- 2. Core 5 210Hの実力は?(CPU性能・用途別評価)
- 3. GeForce RTX 4050 Laptop GPU(最大65W)の実ゲーム性能
- 4. 16インチ・144Hzディスプレイの評価(作業性と没入感)
- 5. メモリ16GB DDR5+1TB SSD構成のバランス
- 6. 冷却性能・静音性・消費電力の実用評価
- 7. キーボード・タッチパッド・操作感レビュー
- 8. インターフェース・拡張性・通信性能
- 9. バッテリー性能と携帯性(16インチとしてどうか)
- 10. 動画編集・クリエイティブ用途での適性
- 11. 他社16インチRTX4050ノートとの比較
- 12. メリット・デメリット整理
- 13. どんな人におすすめか?
- 14. 購入前に注意すべきポイント
- 15. 総合評価・まとめ(買いか?)
高性能すぎない、だから長く使える。最初の1台にも安心なRTX4050ノート

ASUS Gaming V16 V3607VUは、その中間を狙った“失敗しにくい構成”の16インチゲーミングノート。RTX 4050 Laptop GPU(最大65W)とCore 5 210Hを組み合わせ、ゲームだけでなく動画編集や普段使いまでを1台でこなせるバランスが特徴です。
さらにAmazon.co.jp限定モデルではSSDが1TBに増量され、長期利用の実用性も向上。本記事では、スペック表だけでは分かりにくい実際の使い勝手・向いている人・注意点を、レビュー視点で詳しく解説します。
1. ASUS Gaming V16 V3607VUとは?(製品概要・立ち位置)
ASUS Gaming V16 V3607VU は、16インチクラスのゲーミングノートとしては珍しく、「性能の尖り」よりも実用性と安定感を重視したモデルです。
特に本機は Amazon.co.jp限定構成となっており、標準モデルが「Core 7+SSD 512GB」であるのに対し、本モデルは「Core 5+SSD 1TB」という用途志向の入れ替えが行われています。
16インチ・16:10(1920×1200)ディスプレイ、144Hzリフレッシュレート、RTX 4050 Laptop GPUを搭載しながら、重量は約1.95kgに抑えられており、「据え置き前提だが、必要なら持ち運びも可能」という現実的なポジションです。
近年のゲーミングノート市場では、
-
ハイエンド(RTX 4070以上)
-
エントリー(RTX 3050クラス)
の二極化が進んでいますが、本機はその中間に位置する“失敗しにくいミドルクラス”。
ゲーム・動画編集・普段使いを1台でまとめたいユーザーに向けた、堅実な選択肢といえます。
2. Core 5 210Hの実力は?(CPU性能・用途別評価)
本機に搭載される Intel Core 5 210H は、従来の「i5」という名称から刷新された新世代Core 5シリーズに属します。
Hシリーズらしく高めの消費電力枠が与えられており、モバイル向けとはいえ処理性能は十分に高水準です。
動画編集やゲーム用途において重要なのは、
-
シングルコア性能(操作のキビキビ感)
-
マルチコア性能(書き出し・エンコード)
のバランスですが、Core 5 210Hはこの両立がうまく、
「Core 7ほど高性能ではないが、体感差は小さい」
という立ち位置にあります。
実際の用途別評価としては、
-
ゲーム用途:GPU依存が強いため、CPUは十分
-
動画編集(フルHD〜軽めの4K):問題なし
-
日常作業・マルチタスク:余裕あり
と、ボトルネックになりにくいCPUです。
むしろストレージが1TBに増量されている点は、編集用途・ゲーム用途ではCore 7との差を埋める重要な要素となっています。
3. GeForce RTX 4050 Laptop GPU(最大65W)の実ゲーム性能
本機のGPUは GeForce RTX 4050 Laptop GPU(最大65W)。
数値だけを見ると「フルパワーではない」と感じるかもしれませんが、実使用では非常にバランスの良い設定です。
RTX 4050はDLSS 3に対応しており、フルHD〜1200p解像度であれば、
-
最新AAAタイトル:中〜高設定+DLSS
-
eスポーツ系タイトル:高設定で高フレームレート
といったプレイが現実的です。
65W設計のメリットは、
-
発熱が抑えられる
-
ファンノイズが過度になりにくい
-
長時間プレイ時の安定性が高い
といった快適性重視の方向性にあります。
また、動画編集用途ではRTX 4050のNVENC(ハードウェアエンコード)が大きく効き、
Premiere ProやDaVinci Resolveでの書き出し時間短縮にも貢献します。
「最高設定で全ゲームを回したい」人向けではありませんが、
“現実的な設定で快適に遊ぶ”という意味では非常に扱いやすいGPUです。
4. 16インチ・144Hzディスプレイの評価(作業性と没入感)
ASUS Gaming V16 V3607VUのディスプレイは、16.0インチ/1920×1200ドット/144Hz/16:10比率という構成です。
この「16:10」という点が、単なるゲーミング用途を超えた大きな価値になっています。
一般的な15.6インチ・16:9(1920×1080)と比べると、縦方向の表示領域が広く、
-
動画編集のタイムライン
-
ブラウザやテキストエディタの行数
-
Excelや資料作成時の一覧性
が明確に向上します。文章作成・編集用途との相性は非常に良好です。
また、144Hzリフレッシュレートにより、
-
ゲーム時の視点移動
-
ウィンドウ操作やスクロール
が滑らかで、日常操作でも“残像感の少なさ”を体感できます。
ノングレア仕様のため、長時間作業でも目の疲労を抑えやすい点も評価できます。
派手さや超高解像度(2.5K/4K)ではなく、
「見やすさ」「使いやすさ」「万能性」を重視した実用ディスプレイと言えるでしょう。

5. メモリ16GB DDR5+1TB SSD構成のバランス
本機の構成で特筆すべきなのが、メモリ16GB DDR5-5200+SSD 1TB(PCIe 4.0)という点です。
これは明確に「実用重視」の構成で、特にAmazon.co.jp限定モデルならではの強みです。
メモリ16GBは、
-
ゲーム+ボイスチャット
-
動画編集+ブラウザ複数タブ
-
仮想環境や画像編集の併用
といった用途でも不足を感じにくく、2025年時点での標準以上。
さらにSODIMMスロットが2基あり、空き1のため、将来的な32GB化も容易です。
SSDが512GBではなく1TBという点は、
-
ゲームの大容量化
-
動画素材・キャッシュの増加
を考えると、長期利用で大きな差になります。
PCIe 4.0対応NVMe SSDのため、起動・読み込み速度も快適です。
CPUをCore 7にするよりも、
ストレージ容量を優先したこの構成は、実際の満足度が高くなりやすいと言えます。
6. 冷却性能・静音性・消費電力の実用評価
ASUS Gaming V16 V3607VUは、最大消費電力約150Wという設計ながら、
冷却思想は「ピーク性能重視」ではなく安定動作重視です。
RTX 4050を65Wに抑えている理由もここにあり、
-
排熱が破綻しにくい
-
ファン回転数が急激に上がらない
-
長時間使用時のクロック低下が起きにくい
といったメリットがあります。
高負荷時にはファン音はそれなりに発生しますが、
「金属音のような不快さ」や「急激な爆音化」は起こりにくく、
ヘッドホンなしでも耐えられるレベルに収まります。
また、発熱が抑えられていることで、
-
キーボード表面の熱だまり
-
パームレストの不快感
も比較的軽微です。
結果として、ゲーム・編集・作業を長時間続けやすい筐体設計になっています。
7. キーボード・タッチパッド・操作感レビュー
ASUS Gaming V16 V3607VUは、102キー日本語配列(JIS)イルミネートキーボードを採用しています。
ゲーミングノートではUS配列が多い中、日本語配列を維持している点は、文章作成・日常利用のしやすさに直結します。
キーピッチは標準的で、ストロークも浅すぎず深すぎないバランス型。
-
長文タイピング
-
チャット操作
-
軽いプログラミング
といった用途でも疲れにくく、**“ゲーミング用に尖りすぎていない”**のが特徴です。
イルミネートは主張しすぎない発光で、暗所作業時の視認性を確保する実用寄り仕様。
派手なRGB演出を求める人には物足りないかもしれませんが、作業用としては好印象です。
タッチパッドは大型で、
-
ジェスチャー操作
-
マルチタッチ
-
精度
ともに安定しています。外部マウスがなくても、軽作業なら十分こなせる操作感です。
8. インターフェース・拡張性・通信性能
端子構成は、日常利用からゲーム・編集用途までを想定した現実的なバランスです。
-
USB Type-C(Gen1/PD対応/映像出力対応)×1
-
USB Type-A(Gen1)×2
-
HDMI ×1
-
マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック ×1
Type-Cが映像出力と給電(Power Delivery)に対応しているため、
-
外部モニター接続
-
USB-Cドッキングステーション
-
モバイルバッテリー的運用(制限あり)
といった拡張がしやすいのは強みです。
無線通信は Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)+Bluetooth 5.3 を搭載。
オンラインゲームやクラウド作業でも接続の安定性は高く、有線LAN非搭載でも不便さは感じにくい構成です。
一方で、SDカードリーダーが非搭載な点は注意点。
カメラ素材を扱う人は、USBカードリーダーの併用を前提に考える必要があります。
9. バッテリー性能と携帯性(16インチとしてどうか)
本機のバッテリー駆動時間は、公称で
-
動画再生時:約6.6時間
-
アイドル時:約12.7時間
とされています。
実使用では、
-
ブラウジング・文章作成中心:5〜7時間前後
-
ゲーム・動画編集:ACアダプター必須
という印象で、16インチ・RTX搭載機としては妥当な水準です。
重量は約1.95kg。
決して軽量とは言えませんが、16インチクラスとしては比較的抑えられており、
「毎日持ち歩くモバイルPC」ではなく、
“必要に応じて持ち運べるメインPC”という立ち位置が現実的です。
ACアダプターはやや大きめですが、
据え置き中心+たまの移動という使い方なら大きな不満にはなりません。
総合すると、
-
完全な据え置き専用ではない
-
しかしモバイル特化でもない
という、中間的で使い勝手の良いバランスに仕上がっています。
10. 動画編集・クリエイティブ用途での適性
ASUS Gaming V16 V3607VUは、動画編集を“現実的にこなせる”構成がしっかり整っています。
Core 5 210H+RTX 4050+メモリ16GBという組み合わせは、フルHD編集を中心とした用途では余裕があり、4K素材でもプロキシ運用や軽めの編集であれば問題ありません。
特に効いてくるのが、**RTX 4050のNVENC(ハードウェアエンコード)**です。
Adobe Premiere ProやDaVinci Resolveでは、
-
書き出し時間の短縮
-
プレビュー再生の安定
-
エフェクト処理の軽減
といった恩恵を受けやすく、「CPUだけで頑張る構成」とは体感差が出ます。
また、16:10ディスプレイはタイムライン表示との相性が良く、
-
カット編集
-
テロップ作業
-
カラー調整
といった工程が視覚的に把握しやすいのも強みです。
プロ向けの重たい4K常用機ではありませんが、
YouTube編集・SNS動画・副業レベルの編集作業には非常にバランスが取れた1台と言えます。
11. 他社16インチRTX4050ノートとの比較
同クラス(16インチ・RTX 4050搭載)には、MSI、Lenovo、HPなどの競合機種が存在します。
それらと比較した際のASUS Gaming V16 V3607VUの特徴は、尖らず、欠点が少ないことです。
-
MSI系:高性能だが冷却音が大きくなりがち
-
Lenovo系:筐体品質は高いが構成価格が上がりやすい
-
HP系:法人寄りでゲーミング感が薄い
それに対して本機は、
-
16:10・144Hzの汎用性ディスプレイ
-
1TB SSD標準搭載
-
日本語配列キーボード+国内保証
という日本ユーザー向けの安定構成が光ります。
ベンチマーク上の最大性能では勝てない場合もありますが、
「買ってからの不満が出にくい」という意味では、
総合満足度型のモデルと言えるでしょう。
12. メリット・デメリット整理
ここまでの評価を踏まえ、ASUS Gaming V16 V3607VUの強みと弱点を整理します。
メリット
-
16インチ・16:10・144Hzの高汎用ディスプレイ
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Core 5+RTX 4050のバランス構成
-
SSD 1TB標準搭載で長期利用に強い
-
日本語配列キーボードと国内保証の安心感
デメリット
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RTX 4050は65W設計(フルパワーではない)
-
SDカードリーダー非搭載
-
超高設定・最高フレームレート志向には不向き
総じて本機は、
「性能を使い切れずに後悔するリスクが低いPC」です。
スペック表の数字よりも、実際の使いやすさを重視する人ほど評価が高くなります。
13. どんな人におすすめか?
ASUS Gaming V16 V3607VUは、「スペックで殴るタイプ」ではなく、失敗しにくさを重視したゲーミングノートです。
そのため、以下のようなユーザーに特に向いています。
まず、初めてゲーミングノートを購入する人。
RTX 4050+Core 5という構成は、設定を調整すれば多くのゲームを快適に楽しめ、性能過多にもなりにくいバランスです。
次に、ゲームと作業を1台で両立したい人。
16:10ディスプレイと1TB SSDは、動画編集・文章作成・資料作成などの用途で確実に効いてきます。
また、Core 7にこだわらず、実用性を重視したい人にも向いています。
CPU性能の差よりも、ストレージ容量や画面の使いやすさを重視するユーザーにとって、本モデルの構成は非常に合理的です。
一方で、
-
最高設定で常に高フレームレートを狙いたい
-
競技系eスポーツに特化したい
というユーザーには、より上位GPU搭載モデルの方が満足度は高くなるでしょう。
14. 購入前に注意すべきポイント
本機は完成度の高いモデルですが、購入前に把握しておくべき点もあります。
まず、Amazon.co.jp限定モデルであること。
標準モデルとは構成が異なるため、レビューや比較記事を見る際は、CPU・SSD容量の違いを必ず確認する必要があります。
次に、メモリは16GBスタートであること。
多くの用途では十分ですが、重い動画編集や長期利用を考えるなら、将来的な増設(32GB化)を視野に入れておくと安心です。
また、SDカードリーダーが非搭載な点も注意点です。
カメラ素材を直接扱う場合は、外付けリーダーを前提に考えましょう。
保証面では、ASUSの国内保証を受けるために購入後30日以内のMyASUS登録が必須です。
これを忘れるとサポート条件が変わる可能性があるため、購入後すぐの登録をおすすめします。
15. 総合評価・まとめ(買いか?)
ASUS Gaming V16 V3607VUは、
「尖った性能」よりも「長く安心して使える完成度」を重視したゲーミングノートです。
RTX 4050(65W)はフルパワーではありませんが、その分、
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発熱
-
騒音
-
安定性
のバランスが良く、日常的なゲーム・作業を快適にこなせます。
さらに、1TB SSDや16:10ディスプレイといった構成は、数年使う中で確実に効いてくるポイントです。
最先端の数値を追い求める人には物足りない部分もありますが、
「買ってから後悔しにくい1台」という評価は非常に妥当です。
ゲーム・動画編集・普段使いを1台でまとめたい人にとって、
本機は堅実で信頼できる選択肢と言えるでしょう。

