かぎ針で編む アラン模様100 レビュー|棒針が苦手でもOK!初心者から使える模様編みパターン集

このサイトはアフィリエイト広告を利用しております

棒針は苦手でも大丈夫。かぎ針だからこそ楽しめる、はじめてのアラン模様

かぎ針で編む アラン模様100

アラン模様の立体感や美しさに憧れつつ、「棒針編みは難しそう」と感じていませんか?

『かぎ針で編む アラン模様100』は、そんな悩みを持つ編み物好きのために作られた、かぎ針専用のアラン模様パターン集です。基本的なケーブル模様から、ダイヤモンド、生命の木、バスケット、ハニカムなど、表情豊かな模様を100種類収録。使用糸は手に入りやすい並太糸で、模様がきれいに浮かび上がります。

さらに、編み目記号の基礎解説や写真付きポイントレッスンも充実。模様編みに初めて挑戦する人から、かぎ針編みに慣れた中級者まで、長く使える実用的な技法書です。


 1. 『かぎ針で編む アラン模様100』とは?(書籍概要)

かぎ針で編む アラン模様100 は、「アラン模様は好きだけど、棒針編みは苦手」という人のために作られた、かぎ針専用のアラン模様パターン集です。
applemintsらしい丁寧な構成で、基本から応用まで100種類もの模様を収録した大型本となっています。

本書は完成品レシピ集というより、模様そのものを学び、使いこなすための技法書
そのため、長く手元に置いて繰り返し使える一冊として位置づけられています。


 2. アラン模様とは?基礎知識をおさらい

アラン模様とは、ケーブル(縄編み)を中心とした立体的な模様編みの総称で、
アイルランドのアラン諸島を起源とする伝統的な編み模様です。

代表的なモチーフには、

  • 縄(ケーブル)

  • ダイヤモンド

  • 生命の木

  • バスケット

などがあり、それぞれに意味や物語性を持つのも特徴です。
本来は棒針編みで表現されることが多い模様ですが、本書ではこれらをかぎ針編みで再構築しています。


 3. 棒針アランとの違い|かぎ針編みのメリット

棒針編みのアラン模様は、美しい反面、

  • 目を落とすと修正が難しい

  • 交差部分が複雑

  • 編み進めるのに集中力が必要

といったハードルがあります。

一方、かぎ針編みは

  • 1目ずつ完結する

  • ほどいて直しやすい

  • 構造が視覚的に分かりやすい

という特長があり、立体模様との相性が良い技法です。
本書は、このかぎ針の特性を活かして、アラン模様の雰囲気を無理なく楽しめるよう設計されています。


 4. 収録されているアラン模様の種類と特徴

本書には、アラン模様の定番から人気モチーフまで、幅広い種類の模様が収録されています。

具体的には、

  • 基本的なケーブル模様

  • ダイヤモンド模様

  • 生命の木(ツリーモチーフ)

  • バスケット模様

  • ジグザグ

  • ハニカム

など、見た目の印象も難易度も異なる模様がバランスよく配置されています。
シンプルなものから挑戦できるため、段階的にステップアップしやすい構成です。


 5. 100パターン掲載の実用性と使い道

100パターン収録というボリュームは、単なる数字以上の価値があります。
それぞれの模様は単体で完結しており、

  • マフラーやスヌードのワンポイント

  • バッグや帽子の部分使い

  • ウェア全体の模様構成

など、自由なアレンジが可能です。

また、模様集としてまとまっているため、
「この模様とこの模様を組み合わせてみよう」といった、
オリジナル作品づくりの発想源としても活躍します。


 6. モチーフを活かした作品例の魅力

かぎ針で編む アラン模様100 では、模様パターンの掲載だけでなく、その模様をどう作品に落とし込むかまで具体的に示されています。

掲載されているアイテムは、

  • 帽子

  • バッグ

  • キャミソール

  • ベスト

  • セーター

など実用性の高いものが中心。
「模様は分かったけれど、どこに使えばいい?」という疑問に対し、完成形のイメージをはっきり提示してくれるのが大きな魅力です。

模様編み集でありながら、作品集としての満足感も得られる構成になっています。


 7. 使用糸について|並太糸を採用する理由

本書で使用されている糸は、入手しやすい並太糸が中心です。
これは初心者にも経験者にも嬉しいポイントで、以下のメリットがあります。

  • 模様の凹凸がはっきり出る

  • 編み目が見やすく、間違いに気づきやすい

  • 国内メーカーで揃えやすい

特にアラン模様のような立体的な編み地は、細すぎる糸だと表情が出にくくなりがち。
並太糸を使うことで、かぎ針編みでもアランらしい迫力ある模様を楽しめるよう工夫されています。


 8. 編み目記号・基礎解説の充実度

本書には、使用する編み目記号の一覧と、それぞれの編み方解説が丁寧に掲載されています。
単に記号を並べるだけでなく、
「この記号はどういう動きなのか」
「どこを引き抜くのか」
といった点が分かる構成です。

かぎ針編みの基礎を一度学んだ人であれば、
他の解説書を引っ張り出さなくても、この本だけで理解できる設計になっています。
技法書としての完成度が高い理由のひとつです。


 9. 写真付きポイントレッスンのわかりやすさ

初心者がつまずきやすいのが、

  • 模様の切り替え部分

  • ケーブル風表現の交差箇所

  • 立体感を出すための拾い目

といったポイントです。

本書では、こうした箇所を中心に写真付きでのポイントレッスンが用意されています。
文章だけでは分かりにくい動きが、写真によって視覚的に理解できるため、
独学でも「ここで合っている」と確認しながら進められます。

初心者にとっての不安を、事前に潰してくれる構成が非常に親切です。


 10. 初心者でも本当に編める?難易度の考え方

結論から言うと、本書は
「かぎ針編みの基礎が少し分かる人」なら十分に挑戦可能な内容です。

完全な未経験者にはやや情報量が多いものの、

  • 鎖編み

  • 細編み

  • 長編み

といった基本を理解していれば、
簡単なケーブル模様から無理なく始められます。

模様ごとに難易度の幅があるため、
最初はシンプルなパターン → 慣れたら複雑な模様へ
というステップアップがしやすいのも特徴です。


 11. 中級者・上級者視点で見た本書の評価

かぎ針で編む アラン模様100 は、初心者配慮が厚い一方で、中級者以上にも十分な挑戦余地がある構成です。
100模様というボリュームの中には、単純な凹凸表現だけでなく、交差の多い複雑なケーブル風模様や、編み目の拾い方に工夫が必要なパターンも含まれています。

中級者にとっては、

  • 模様の再解釈

  • 配色や糸替えによる表情の変化

  • 複数模様の組み合わせ

といった応用の幅が広い素材集として活躍します。
完成品レシピに縛られず、自分なりのアレンジを楽しみたい人ほど、価値を実感できる一冊です。


 12. 他のアラン模様本・編み物本との違い

一般的なアラン模様本の多くは、棒針編み前提で構成されています。
そのため、かぎ針派にとっては「憧れるけれど実践しづらい」存在になりがちです。

本書の最大の違いは、

  • 最初からかぎ針専用として設計されている

  • 模様の“雰囲気”を大切に再構築している

  • 初心者向けの導線が明確

という点にあります。
棒針アランの完全再現ではなく、かぎ針ならではの表現として成立させている点が、本書の独自性です。


 13. メリット・デメリット整理

ここまでの内容を踏まえ、本書の特徴を整理します。

メリット

  • かぎ針でアラン模様が楽しめる希少なパターン集

  • 100模様収録で応用・展開力が高い

  • 写真付き解説が丁寧で独学しやすい

  • 並太糸使用で模様が美しく出やすい

デメリット

  • 棒針アランを厳密に再現したい人には不向き

  • 完成品レシピを大量に求める人には物足りない

  • 完全初心者には情報量がやや多い


 14. どんな人におすすめ?

本書は、次のような人に特におすすめです。

  • 棒針は苦手だが、アラン模様が好きな人

  • かぎ針編みに慣れてきて、次のステップを探している人

  • 模様集をベースにオリジナル作品を作りたい人

  • 長く使える技法書を1冊持っておきたい人

逆に、完成品をそのまま編みたい人よりも、
「模様を学び、使いこなしたい人」向けの一冊と言えるでしょう。


 15. 総合評価・まとめ(買いか?)

『かぎ針で編む アラン模様100』は、
かぎ針派にとっての“アラン模様の扉”を開いてくれる一冊です。

100模様という圧倒的な収録数、
初心者にも配慮された丁寧な解説、
そして中級者以上でも使い込める応用力。
技法書としての完成度は非常に高く、流行に左右されず長く使えます。

結論として、
かぎ針で模様編みを深めたい人には、迷わずおすすめできる“買い”の本
1冊持っておくことで、作品づくりの引き出しが確実に増えるでしょう。

 

タイトルとURLをコピーしました