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読むだけでは終わらない――伊藤潤二の狂気を“塗って体感”する40周年記念BOOK

ホラー漫画界の巨匠・伊藤潤二のデビュー40周年を記念し、日本初となる公式塗り絵BOOKが登場しました。本書は『富江』『うずまき』『首吊り気球』など代表作32点を塗り絵として収録し、さらに16点の公式カラー見本と、伊藤潤二本人によるインタビュー&塗り方解説を掲載した豪華仕様です。癒しを目的とした一般的な大人の塗り絵とは異なり、線の美しさや狂気を“塗ることで理解する”体験が本書の核となっています。ファンはもちろん、表現や色彩に興味のある大人に向けた、没入型の記念企画を詳しく解説します。
① 商品概要|伊藤潤二「大人の塗り絵」とは?
伊藤潤二の漫画家デビュー40周年を記念して刊行される本書は、日本初となる伊藤潤二公式監修の塗り絵BOOKです。単なるキャラクター塗り絵ではなく、原作の線画が持つ“美しさと狂気”をそのまま塗り体験に落とし込んだ、大人向けの本格仕様となっています。
収録されているのは全32点の塗り絵に加え、16点の公式カラー見本、さらに伊藤潤二本人によるインタビューと技法解説。鑑賞用・実用書・創作教材の要素を併せ持つ、記念性と実用性を両立した一冊です。発売日は2月20日で、ファンにとっては見逃せないアニバーサリー企画と言えるでしょう。
② 収録作品一覧|どの名作が塗れるのか?
本書には、伊藤潤二作品の中でも特に知名度・人気ともに高い代表作が多数収録されています。中心となるのは、妖艶さと恐怖を併せ持つ富江、歪んだユーモアと不快感が特徴の双一、叙情的な狂気を描く死人の恋わずらいなど。
さらに、視覚的インパクトの強い首吊り気球、世界的評価を受けたうずまきも収録されており、伊藤潤二の作風の幅広さを「塗ることで体感できる」構成になっています。作品集として見ても非常に贅沢なラインナップです。
③ カラー見本16点の価値|公式配色はここが違う
本書の大きな特徴の一つが、公式カラー見本16点の収録です。伊藤潤二作品はモノクロ原稿の印象が強い一方で、カラーイラストでは独特の血色、肌の冷たさ、背景の不穏な色使いが際立ちます。本書の見本は、そうした「伊藤潤二的カラー感覚」を学べる資料としても価値があります。
見本どおりに塗ることで原作に近い完成形を目指すこともできますし、あえて外して自分なりの解釈で塗ることも可能です。塗り絵としての楽しさだけでなく、色彩設計の参考資料としても機能する点が、他の大人の塗り絵と一線を画すポイントです。
④ 伊藤潤二監修インタビュー|「塗り方のコツ」をどう学べる?
本書には、伊藤潤二本人によるインタビューが収録されており、公式監修ならではの「塗り方の考え方」が語られています。単に色を置く手順ではなく、恐怖表現において重要となる光と影の関係、視線を誘導するための明暗の使い分け、立体感を生むための遠近意識など、原画制作にも通じる視点が丁寧に解説されています。
特に印象的なのは、「上手く塗ろうとしすぎなくていい」というスタンスです。完成度よりも、線の美しさや違和感をどう引き立てるかに重きを置いており、初心者でも構えず取り組める内容になっています。作者の思考に触れながら塗れるという体験は、この公式塗り絵ならではの価値です。
⑤ 初心者におすすめの「富江」|なぜ最初の一枚なのか
数ある収録作品の中で、初心者におすすめとして挙げられているのが「富江」です。その理由は、構図が比較的シンプルで、人物中心の画面構成になっている点にあります。背景が過密すぎず、肌・髪・衣服といった色分けの基本を学びやすいため、塗り絵の導入として適しています。
また、富江は「美しさ」と「不穏さ」が同時に存在するキャラクターであり、色の選び方ひとつで印象が大きく変わります。その変化を体感することで、伊藤潤二作品特有の怖さがどこから生まれるのかを、塗る行為を通じて理解できる点も大きな魅力です。
⑥ 塗り絵としての難易度|大人向け?上級者向け?
本書の塗り絵は、いわゆる「癒し目的」の大人の塗り絵と比べると、明らかに描き込み量が多く、集中力を要する設計です。細密な線、緻密な陰影表現、独特の人体バランスなど、短時間で仕上げるタイプではありません。
一方で、難易度が高い=敷居が高い、というわけではなく、完成までに時間をかけることで没入感が得られます。色鉛筆、アルコールマーカー、淡い水彩など、画材によって表情が変わる点も特徴で、「挑戦しがいのある大人向け塗り絵」として位置づけるのが適切でしょう。
⑦ 付録レビュー|ポストカード・メッセージカード・ポチ袋
本書には、塗り絵を“完成させて終わり”にしないための付録が用意されています。ポストカードやメッセージカード、ポチ袋は、塗った作品を切り取って実用に回せる仕様で、鑑賞と実用を両立できる点が魅力です。
特にポストカードは、完成後の達成感をそのまま形にでき、フレームに入れて飾る、誰かに送るなど使い道が広がります。作品世界を日常に持ち出せる付録は、コレクション性だけでなく、塗り絵体験を完結させる導線としてよく考えられています。
⑧ 他「大人の塗り絵」との違い|伊藤潤二ならではの魅力
一般的な大人の塗り絵は、癒し・リラックスを目的とした植物や風景が中心です。一方、本書は真逆の方向性にあり、不安・違和感・狂気を“塗る”体験が核となっています。
線の密度やモチーフの強度が高く、色を重ねるほど世界観が深まる構造は、伊藤潤二作品ならでは。完成したときの満足感は、単なる気分転換ではなく、作品と対峙した手応えとして残ります。塗り絵でありながら、鑑賞・研究・創作の要素を併せ持つ点が大きな違いです。
⑨ 向いている人・向いていない人
向いている人
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伊藤潤二作品のファン
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集中して取り組める大人向け塗り絵を探している人
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線画や陰影、色彩表現に興味がある人
向いていない人
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短時間で気軽に終わる塗り絵を求める人
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明るく癒されるモチーフだけを楽しみたい人
本書は“誰でも簡単”ではありませんが、刺さる人には深く刺さる内容です。
⑩ 総合評価|40周年記念塗り絵は「買い」か?
本書は、伊藤潤二デビュー40周年という節目にふさわしい、資料性・実用性・記念性を兼ね備えた公式塗り絵BOOKです。32点の塗り絵、16点のカラー見本、本人監修のインタビューと技法解説、実用的な付録まで揃い、内容の密度は非常に高いと言えます。
塗ることで初めて気づく線の美しさや構図の狂気は、ファンにとって新たな発見となるはずです。伊藤潤二作品を「読む」「観る」だけでなく、「手を動かして理解する」一冊として、十分に“買い”と評価できる記念企画です。


