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- A3インクジェット複合機はどれを選ぶべき?エプソン・キヤノン・HP競合機とコスト&業務性能を徹底比較
- 第1章|製品概要とポジショニング
- 第2章|外観・サイズ・設置性レビュー
- 第3章|A3プリント性能評価
- 第4章|印刷スピード実測評価
- 第5章|コピー性能レビュー
- 第6章|スキャン性能・電子化運用
- 第7章|FAX/PCファクス機能
- 第8章|ADF(自動原稿送り装置)評価
- 第9章|自動両面印刷性能
- 第10章|インクシステム解析
- 第11章|対応インク LC512/LC512XL比較
- 第12章|給紙性能・用紙管理
- 第13章|排紙性能・連続運用
- 第14章|インターフェース・接続性
- 第15章|モバイル/クラウド印刷
- 第16章|操作性・UIレビュー
- 第17章|耐久性・業務寿命
- 第18章|消費電力・運用コスト
- 第19章|ビジネス用途別適性
- 第20章|SOHO・在宅ワーク適性
- 第21章|競合A3複合機比較
- 第22章|レーザー複合機との違い
- 第23章|メリット総整理
- 第24章|デメリット(やめとけ評価)
- 第25章|向いているユーザー層
- 第26章|向かないユーザー層
- 第27章|導入・設置チェックポイント
- 第28章|保守・サポート体制
- 第29章|価格・コスパ分析
- 第30章|総合評価・結論
A3インクジェット複合機はどれを選ぶべき?エプソン・キヤノン・HP競合機とコスト&業務性能を徹底比較

A3対応複合機の導入を検討する企業にとって、コストと業務効率のバランスは最重要課題です。ブラザーMFC-J7110CDWは、プリント・コピー・スキャン・FAXすべてA3対応のビジネスインクジェット複合機として、高速31ipm印刷と低ランニングコストを両立。LC512XLインクによるコスト削減、大容量600枚給紙、30万ページ耐久設計など、中小企業やSOHOに最適な性能を備えています。本記事では、印刷性能・運用コスト・競合比較まで、導入判断に必要な情報を網羅的に解説します。
第1章|製品概要とポジショニング
ブラザーのA3対応ビジネスインクジェット複合機「MFC-J7110CDW」は、プリント・コピー・スキャン・FAX・PCファクスの全機能でA3サイズに対応するオールインワンモデルです。中小企業やSOHO、士業、店舗運営など「A3書類を扱うがレーザー機はコストが重い」という層を主ターゲットに設計されています。
最大の特徴は、高速印刷(約31ipm)と低ランニングコストの両立です。インクジェット方式でありながらビジネス用途を前提とした耐久設計(約30万ページ)を実現しており、従来の家庭用インクジェット機とは明確に一線を画します。
また、A3複合機でありながら本体価格がレーザー機より大幅に抑えられている点も重要なポジション要素です。導入コストを抑えつつ、社内資料・図面・販促物・契約書など幅広い用途に対応できるため、「コスト重視の業務機」として高い評価を受けています。
第2章|外観・サイズ・設置性レビュー
MFC-J7110CDWの外形寸法は576×477×375mm。A3対応機としては標準的サイズですが、A4複合機からの乗り換えでは明確に設置スペースの再設計が必要になります。
重量は約23.3kg。卓上設置も可能ですが、耐荷重デスクや専用プリンタースタンドの使用が推奨されます。特に給紙トレイ2段+多目的トレイをフル活用する場合、前後スペースに余裕を持たせる必要があります。
設置時に考慮すべきポイントは以下の通りです。
-
背面配線スペース(LAN/電源)
-
前面給紙トレイ開閉スペース
-
A3排紙時の延長スペース
-
メンテナンス作業導線
中小オフィスでは「壁際設置+サイド作業スペース確保」が最も効率的なレイアウトとなります。コンパクトA3機としては設置自由度は高く、レーザーA3機と比較すると圧迫感は抑えられています。
第3章|A3プリント性能評価
本機最大の導入価値は、やはりフルA3プリント対応にあります。A4中心業務でも、以下のようなシーンでA3出力は業務効率を大きく向上させます。
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建築・設備図面
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不動産間取り図
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店舗ポスター
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社内掲示物
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プレゼン資料見開き印刷
4色顔料インク方式により、文字のにじみが少なく、帳票・契約書・マニュアルなど長期保存書類にも適しています。特に細線や小文字の再現性はビジネス文書用途で高評価です。
また、インクジェット方式のためウォームアップ時間が不要で、ファーストプリントが速い点も実務では重要です。レーザー機のような定着待機がないため、短時間での資料出力に向いています。
一方で、写真印刷では染料インク機に劣る傾向があります。本機はあくまで「文書・業務資料特化型A3プリンター」と位置付けるのが適切です。
第4章|印刷スピード実測評価
MFC-J7110CDWは、ビジネスインクジェット機として非常に高い印刷速度を実現しています。公称値はモノクロ約31ipm/カラー約30ipm。これは同価格帯A3インクジェット複合機の中でもトップクラスの水準です。
特に評価すべきは、インクジェット特有の「ウォームアップ不要」構造です。レーザープリンターのような定着器加熱待機がないため、電源投入後すぐに印刷が開始されます。短時間での資料出力や、会議前の急ぎ印刷でもストレスがありません。
実務シーン別の体感速度は以下の通りです。
-
10枚程度の会議資料 → 数十秒で完了
-
50枚連続印刷 → 速度低下が少ない
-
カラー販促資料 → 安定した高速出力
また、大容量給紙(最大600枚)と組み合わせることで、長時間連続出力にも対応。インクジェット機ながら業務レーザー機に近いワークフロー効率を実現しています。
第5章|コピー性能レビュー
コピー機能は単なる付加機能ではなく、業務利用を前提とした本格仕様です。A3原稿の等倍コピーはもちろん、拡大・縮小コピーにも対応し、社内帳票や図面複製を高精度で再現できます。
4色顔料インクの特性により、文字輪郭がくっきりと再現され、モノクロコピーでも視認性が高いのが特徴です。契約書・申請書・伝票などの複製用途でも十分な品質を確保できます。
連続コピー性能も実務向けです。
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複数ページ帳票コピー
-
社内配布資料の一括複製
-
A4→A3拡大コピー
これらの作業をスムーズに処理可能。ADF(自動原稿送り装置)との連携により、手差し不要で大量コピーを処理できます。
コンビニコピーに依存していた業務を内製化できる点は、コスト削減・時間短縮の両面で大きなメリットです。
第6章|スキャン性能・電子化運用
MFC-J7110CDWは、企業のペーパーレス化を支援するスキャン機能も充実しています。A3サイズ原稿のスキャンに対応しており、図面・契約書・設計資料など大型書類の電子保存が可能です。
主な活用シーンは以下の通りです。
-
契約書PDF化
-
図面アーカイブ
-
会議資料データ保存
-
経理書類電子管理
ADF(最大50枚)を活用すれば、複数ページ文書を自動連続スキャン可能。手作業の差し替えが不要となり、作業時間を大幅に削減できます。
さらに、スキャンデータはPC保存だけでなく、クラウド連携やネットワーク共有フォルダへの送信にも対応。拠点間データ共有やテレワーク環境でも活用できます。
紙文書を「検索可能なデータ資産」に変換できる点は、業務効率化に直結する重要機能と言えるでしょう。
第7章|FAX/PCファクス機能
MFC-J7110CDWは、近年省略されがちなFAX機能を本格搭載したA3複合機です。紙原稿の送受信はもちろん、A3サイズのFAX送信・受信にも対応しており、建設業・不動産業・士業などFAX文化が残る業界では大きな導入メリットがあります。
さらに注目すべきは「PCファクス機能」です。これはパソコン上のデータを直接FAX送信できる機能で、紙に印刷してから送信する手間を省けます。
主な業務効率化ポイントは以下の通りです。
-
PDF・Word・Excelを直接送信
-
送信履歴のデータ管理
-
誤送信防止確認
-
用紙コスト削減
受信面でも、紙出力だけでなくPC保存が可能なため、ペーパーレスFAX運用が実現します。重要書類をデータで保管できるため、検索性・保管性が向上します。
FAXを完全廃止できない企業にとって、本機は「紙とデータの橋渡し役」となる存在です。
第8章|ADF(自動原稿送り装置)評価
本機は最大50枚対応のADF(Automatic Document Feeder)を搭載。複数ページ文書を一括処理できるため、コピー・スキャン・FAX業務の効率が飛躍的に向上します。
ADF活用で効果が大きい業務例は以下の通りです。
-
契約書一式スキャン
-
見積書束コピー
-
会議資料一括送信
-
経理書類電子化
手差しスキャンでは1枚ごとにセットが必要ですが、ADFならセット後は自動搬送。作業者は別業務を並行でき、時間生産性が向上します。
また、給紙精度も安定しており、薄紙・普通紙混在でも搬送エラーが起きにくい設計です。業務用途を前提とした信頼性の高さが評価ポイントと言えるでしょう。
第9章|自動両面印刷性能
MFC-J7110CDWは自動両面印刷(デュプレックス)に対応しており、用紙コスト削減と資料品質向上を同時に実現します。
両面印刷のメリットは単なる節約だけではありません。
-
ページ数半減による保管効率向上
-
製本資料の見栄え向上
-
配布資料の軽量化
-
郵送コスト削減
特に社内マニュアル・提案書・会議資料などは両面印刷が標準化している企業も多く、本機導入により外注印刷の内製化も可能になります。
印刷速度の低下も最小限に抑えられており、片面連続印刷と比較しても業務ストレスは少ない設計です。
また、A3両面印刷にも対応しているため、見開き資料・設計図・工程表などの出力にも強みを発揮します。これはA4機では得られない実務上の大きな優位性です。
第10章|インクシステム解析
MFC-J7110CDWは、ビジネス文書出力に最適化された4色顔料独立インクカートリッジ方式を採用しています。染料インク中心の家庭用機とは異なり、文字・線画・帳票印刷に強いのが最大の特徴です。
顔料インクの主なメリットは以下の通りです。
-
にじみが少ない
-
速乾性が高い
-
耐水性に優れる
-
長期保存に強い
契約書・請求書・社内記録など、水濡れや経年劣化が懸念される書類でも視認性を維持できます。特に金融・医療・法務など保存義務がある業種では大きな安心材料となります。
また、独立カートリッジ方式により、減った色だけ交換可能。カラー印刷が偏る業務でも無駄が少なく、ランニングコスト最適化に貢献します。
写真用途では染料機に劣るものの、本機はあくまで**「業務文書特化型インクシステム」**として設計されています。
第11章|対応インク LC512/LC512XL比較
本機は標準容量「LC512」と、大容量「LC512XL」の2系統インクに対応しています。ビジネス運用ではコスト差が大きく、導入時に必ず検討すべきポイントです。
主な違いは以下の通りです。
| 項目 | LC512 | LC512XL |
|---|---|---|
| 容量 | 標準 | 大容量 |
| 交換頻度 | 多い | 少ない |
| 1枚単価 | 高め | 低い |
| 業務向き | △ | ◎ |
大容量XLは初期購入費こそ高いものの、1枚あたり印刷コストは大幅に低減します。月間印刷枚数が多い企業ほどXL運用のメリットは拡大します。
目安としては:
-
月500枚以下 → 標準でも可
-
月1,000枚以上 → XL推奨
-
月3,000枚以上 → XL必須
インク交換作業の削減、在庫管理の簡略化という点でもXLは業務効率に寄与します。
第12章|給紙性能・用紙管理
MFC-J7110CDWは、A3複合機として非常に優秀な給紙性能を備えています。標準で2段カセット+多目的トレイを搭載し、多様な用紙運用に対応します。
給紙構成は以下の通りです。
-
1段目トレイ:最大250枚
-
2段目トレイ:最大250枚
-
多目的トレイ:最大100枚
-
最大給紙枚数:600枚
この構成により、用紙の使い分けが可能になります。
活用例:
-
上段:A4普通紙
-
下段:A3普通紙
-
多目的:厚紙/封筒/ラベル
都度用紙を入れ替える必要がなく、業務フローが大幅に効率化されます。特に販促物・請求書・社内資料を並行出力する環境では大きな強みです。
また、大容量給紙は連続印刷時の用紙補充回数を削減し、夜間バッチ印刷や大量出力業務にも適しています。
第13章|排紙性能・連続運用
MFC-J7110CDWは、最大100枚対応の排紙トレイを備えており、業務用途に十分な連続出力処理能力を持っています。A3・A4混在印刷でも安定した排紙が可能で、大量資料出力時の紙詰まりや排紙崩れを最小限に抑える設計です。
排紙性能が重要になる業務シーンは以下の通りです。
-
会議資料の一括印刷
-
チラシ・販促物の連続出力
-
契約書・帳票の大量コピー
-
夜間バッチ印刷
最大給紙600枚と組み合わせることで、長時間無人出力にも対応可能。用紙補充・排紙整理の手間が減り、作業効率が向上します。
また、排紙トレイの高さ設計はA3用紙でも安定しやすく、反りやカールが出にくい点も評価ポイントです。インクジェット機ながら、業務レーザー機に近い連続運用耐性を持っています。
第14章|インターフェース・接続性
本機はビジネス環境を想定し、幅広い接続方式に対応しています。標準搭載インターフェースは以下の通りです。
-
USB接続
-
有線LAN
-
無線LAN(Wi-Fi)
-
Wi-Fi Direct
有線LAN接続では、オフィス内の複数PCから共有プリンターとして利用可能。安定通信が求められる業務環境に適しています。
一方、無線LANを活用すれば、配線工事不要で導入でき、レイアウト自由度が向上します。小規模オフィスや在宅ワーク環境でも設置しやすいのが利点です。
さらにWi-Fi Directにより、ルーターを介さずPC・スマートフォンと直接接続可能。来客端末や臨時端末からの印刷にも対応できます。
多様な接続方式を標準装備している点は、部署横断利用・フリーアドレス環境でも大きな強みとなります。
第15章|モバイル/クラウド印刷
MFC-J7110CDWは、スマートデバイス連携やクラウド印刷にも対応しており、テレワーク時代の業務フローにも適応します。
主なモバイル印刷機能は以下の通りです。
-
スマートフォン印刷
-
タブレット印刷
-
AirPrint対応
-
Mopria対応
外出先で作成した資料をそのままオフィスプリンターへ送信でき、帰社後すぐ配布可能。営業・現場管理・不動産業務などで効率化効果が高い機能です。
さらにクラウド連携により、
-
Google Drive
-
Dropbox
-
OneDrive
などのオンラインストレージから直接印刷・スキャン保存が可能。紙資料とクラウドデータをシームレスに扱えます。
これにより、拠点間共有・在宅勤務・サテライトオフィスなど、分散型ワークスタイルにも柔軟に対応できます。
第16章|操作性・UIレビュー
MFC-J7110CDWは、業務用途でも扱いやすい操作系を重視し、2.7型タッチパネル液晶を搭載しています。物理ボタン中心の旧型複合機と異なり、スマートフォンに近い直感操作が可能です。
主な操作対応機能は以下の通りです。
-
コピー枚数設定
-
両面印刷切替
-
スキャン保存先指定
-
FAX送信設定
タッチ操作によるアイコンUIは視認性が高く、ITリテラシーに差がある職場でも扱いやすい設計です。特に総務・経理・受付など、専任オペレーターではないユーザーでも迷いにくい点が評価できます。
さらに、よく使う機能をショートカット登録できるため、
-
「請求書スキャン」
-
「A3両面コピー」
-
「PDF保存」
などの業務定型作業をワンタップ化可能。作業時間短縮と操作ミス削減に直結します。
第17章|耐久性・業務寿命
MFC-J7110CDWは、家庭用ではなく業務利用前提の高耐久設計が採用されています。公称耐久枚数は約30万ページ、もしくは7年間使用が目安です。
これは中小オフィスの日常印刷業務を十分カバーできる水準であり、短期買い替え前提の廉価機とは一線を画します。
耐久設計の評価ポイント:
-
高耐久給紙ローラー
-
長寿命プリントヘッド
-
連続印刷放熱設計
-
業務用ADF搬送耐性
月間印刷枚数ベースで見ると、
-
月1,000枚 → 20年以上相当
-
月3,000枚 → 約8年相当
-
月5,000枚 → 約5年相当
と、SOHO〜中規模部署まで長期運用が可能です。
さらにインクジェット方式はレーザー機と比較して構造がシンプルなため、定着器・ドラム交換などの高額メンテナンスが不要。この点も総所有コスト低減に寄与します。
第18章|消費電力・運用コスト
インクジェット複合機である本機は、レーザープリンターと比較して消費電力が低い点が大きなメリットです。
レーザー機は定着器加熱のため待機時でも電力を消費しますが、本機はヒーター機構を持たないため省電力運用が可能です。
電力面の利点:
-
待機電力が低い
-
起動時突入電力が小さい
-
ブレーカー負荷が軽い
特に複合機を複数台運用するオフィスでは、年間電気代に明確な差が出ます。
さらに運用コスト全体で見ても、
-
インクXL運用で低単価
-
ドラム交換不要
-
定着器不要
-
廃トナー処理不要
と、レーザー機に比べ維持費は抑えやすい構造です。
本体価格+消耗品+電力+保守を含めたTCO(総所有コスト)では、A3対応機の中でも高いコストパフォーマンスを発揮します。
第19章|ビジネス用途別適性
MFC-J7110CDWは、A3対応・高速印刷・低コスト運用という特性から、幅広い業種で実務導入が進めやすいモデルです。特に「A3出力が日常業務に含まれるかどうか」が導入適性の分岐点となります。
業種別の活用適性は以下の通りです。
建設・設計業
-
図面印刷
-
工程表
-
配置図
A3出力が必須のため相性は非常に高い。
不動産業
-
間取り図
-
販促チラシ
-
契約資料
カラーA3の内製化で外注費削減が可能。
医療・福祉
-
カルテ
-
同意書
-
案内掲示
顔料インクの保存性が有利。
教育機関
-
教材
-
試験問題
-
校内掲示
大量印刷とコスト削減を両立。
このように、本機は「A4中心+時々A3」ではなく、A3を業務標準として扱う現場ほど真価を発揮します。
第20章|SOHO・在宅ワーク適性
法人向けモデルでありながら、MFC-J7110CDWはSOHO・在宅ワーク環境にも適応可能です。特に個人事業主やフリーランスで「業務資料を内製化したい」層に向いています。
適性が高い職種例:
-
デザイナー
-
建築士
-
税理士
-
行政書士
-
EC事業者
A3提案書・図面・帳票を自宅で出力できるため、外注印刷やコンビニ依存から脱却できます。
Wi-Fi接続・クラウド印刷対応により、
-
ノートPC
-
タブレット
-
スマートフォン
から直接印刷可能。自宅オフィスでも配線を最小限に抑えられます。
ただし注意点として、本体サイズはA4機より大きいため、
-
設置台の耐荷重
-
排紙スペース
-
騒音距離
などは事前確認が必要です。設置環境を確保できれば、在宅業務の生産性を大きく引き上げます。
第21章|競合A3複合機比較
MFC-J7110CDWの立ち位置を明確にするには、他社A3インクジェット複合機との比較が不可欠です。主な競合は以下の3系統に分類されます。
エプソン PXシリーズ
特徴:
-
高精細カラー印刷
-
写真画質が強い
-
染料+顔料ハイブリッド
比較評価:
-
写真 → エプソン優位
-
文書 → ブラザー優位
-
コスト → ブラザー優位
キヤノン TRシリーズ(A3)
特徴:
-
家庭〜SOHO向け
-
コンパクト設計
-
写真印刷対応
比較評価:
-
本体サイズ → キヤノン優位
-
耐久性 → ブラザー優位
-
業務連続印刷 → ブラザー優位
HP OfficeJet Pro A3機
特徴:
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高速印刷
-
海外法人市場強い
-
IT連携機能豊富
比較評価:
-
クラウド連携 → HP優位
-
消耗品コスト → ブラザー優位
-
国内サポート → ブラザー優位
総合すると、MFC-J7110CDWは
-
文書印刷特化
-
低ランニングコスト
-
高耐久
という業務文書出力重視モデルとして差別化されています。写真品質やデザイン重視用途では他社が有利ですが、総合コストと業務効率では依然トップクラスです。
第22章|レーザー複合機との違い
A3複合機導入時、多くの企業が比較対象とするのがA3カラーレーザー複合機です。両者は「同じ業務機」でも構造・コスト・運用思想が大きく異なります。
まず最大の違いは印刷方式です。
-
インクジェット:液体インクを紙へ噴射
-
レーザー:トナーを熱定着
この違いが運用コストと消費電力に直結します。
導入コスト比較
-
レーザーA3複合機:高額(数十万円)
-
本機:大幅に低価格
初期投資を抑えたい中小企業ではインクジェット優位です。
ランニングコスト
-
トナー+ドラム+定着器交換
-
廃トナー処理
レーザーは消耗品点数が多く、保守契約前提になりやすい一方、本機はインク交換のみ。維持費はシンプルです。
消費電力
レーザー機は定着器加熱のため待機電力が高く、電力契約容量にも影響します。本機はヒーター非搭載のため省電力運用が可能です。
画質特性
-
写真 → レーザー弱い/染料機優位
-
文書 → 両者高品質
文書用途では大差なく、コスト差が判断基準になります。
総合評価としては、
-
大量高速出力 → レーザー
-
低コスト運用 → 本機
という棲み分けになります。
第23章|メリット総整理
MFC-J7110CDWの導入メリットを総合整理すると、以下の5軸に集約されます。
① A3フル対応オールインワン
-
プリント
-
コピー
-
スキャン
-
FAX
-
PCファクス
すべてA3対応のため業務機統合が可能。
② 高速印刷性能
-
約31ipm(モノクロ)
-
約30ipm(カラー)
インクジェットとしてはトップクラス。
③ 低ランニングコスト
-
LC512XL対応
-
独立インク方式
-
低電力運用
長期運用ほどコスト差が拡大。
④ 大容量給紙600枚
-
2段トレイ+多目的
-
用紙切替不要
-
大量出力対応
業務効率を大幅に改善。
⑤ 高耐久設計
-
約30万ページ
-
7年寿命設計
中小企業の基幹機として運用可能。
これらを総合すると、本機は「低コストA3業務機の完成形」とも言えるバランスモデルです。
第24章|デメリット(やめとけ評価)
高評価の多いMFC-J7110CDWですが、導入前に把握すべき注意点も存在します。用途と環境によっては「やめとけ」と言われる理由にもなり得ます。
① 本体サイズが大きい
A3対応機のため設置面積は広め。A4複合機からの置き換えでは、
-
デスク耐荷重
-
排紙スペース
-
作業導線
の再設計が必要です。
② 写真印刷は専門機に劣る
顔料インク中心のため、
-
光沢写真
-
フォトブック
-
色再現重視用途
では染料プリンターが有利。本機は文書特化型です。
③ 初期設定にやや時間
-
ネットワーク設定
-
トレイ設定
-
ドライバー配布
複数PC環境では導入作業に時間を要します。
④ 静音性はA4機より劣る
業務機のため動作音は家庭用より大きめ。受付横・自宅寝室設置には不向きです。
⑤ 本体重量23.3kg
搬入・設置は1人では困難。設置計画が必要です。
とはいえ、これらは「A3業務機共通の特性」であり、本機固有の欠点というより用途ミスマッチに近い要素です。
第25章|向いているユーザー層
MFC-J7110CDWは「A3出力を日常業務で扱うかどうか」が導入適性の最大判断基準となります。以下のようなユーザー層には特に高い導入メリットがあります。
① 中小企業・法人オフィス
-
社内資料
-
会議配布物
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契約書
-
帳票印刷
A3出力を内製化でき、外注コスト削減に直結します。
② 建設・設計・設備業
-
図面
-
工程表
-
配置図
-
仕様書
A3標準業務との相性は非常に高く、レーザー機代替としても成立します。
③ 不動産・店舗運営
-
間取り図
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販促チラシ
-
店内掲示
-
価格表
カラーA3を即時出力できるため販促スピードが向上します。
④ 士業・医療・教育機関
-
申請書
-
同意書
-
教材
-
カルテ
顔料インクの保存性が評価される業種です。
⑤ 個人事業主・SOHO
-
提案書
-
見積書
-
帳票
-
商品資料
コンビニ印刷依存から脱却し、業務効率が向上します。
総じて、本機は「A4業務+A3業務が混在する環境」において最も費用対効果を発揮します。
第26章|向かないユーザー層
一方で、用途によっては本機の導入メリットが薄く、他機種の方が適しているケースもあります。
① 写真印刷中心ユーザー
-
フォトプリント
-
アルバム制作
-
光沢紙印刷
染料インク機や写真専用機の方が色再現性は上です。
② 設置スペースが限られる環境
-
小規模店舗
-
狭小事務所
-
在宅デスク横
A3排紙スペースを確保できないと運用が困難です。
③ モノクロ専用業務
-
伝票印刷のみ
-
テキスト帳票のみ
この場合はモノクロレーザー機の方が低コストになります。
④ 印刷頻度が極端に低いユーザー
-
月数十枚
-
年数回A3印刷
インク乾燥リスクや本体コスト回収が難しくなります。
⑤ 静音性重視環境
-
受付横
-
寝室兼事務所
業務機のため動作音は家庭用より大きめです。
つまり本機は「万能機」ではなく、業務出力量が一定以上ある環境で真価を発揮するモデルと言えます。
第27章|導入・設置チェックポイント
A3複合機導入では、本体スペックだけでなく設置計画が重要です。導入前に確認すべきチェックポイントを整理します。
① 搬入経路確認
-
ドア幅
-
階段
-
エレベーター
本体重量23.3kgのため、2名搬入が基本です。
② 設置台の耐荷重
-
デスク耐荷重
-
プリンター台
-
キャビネット
長期運用では専用スタンド推奨。
③ 排紙・給紙スペース
-
前面トレイ開閉
-
A3排紙延長
-
用紙補充導線
壁密着設置は非推奨です。
④ 電源・ネットワーク
-
有線LAN配線
-
Wi-Fi電波強度
-
電源容量
業務共有機として安定通信が必須。
⑤ 消耗品保管
-
予備インク
-
用紙在庫
-
廃インク対策
継続運用には在庫管理も重要です。
導入前にこれらを整理しておくことで、
-
設置トラブル回避
-
運用効率最大化
-
追加工事防止
が実現できます。
第28章|保守・サポート体制
MFC-J7110CDWは法人運用を想定したモデルであり、保守・サポート体制もビジネス機水準で整備されています。家庭用インクジェットとは異なり、長期使用を前提とした部品供給と修理対応が用意されています。
主なサポート要素は以下の通りです。
① メーカー保証
-
標準1年保証
-
出張修理対応(契約条件による)
業務停止リスクを最小化できます。
② 延長保証・保守契約
-
3年〜5年延長
-
定額保守プラン
-
訪問修理対応
中規模以上のオフィスでは加入率が高い項目です。
③ 消耗品供給の安定性
-
LC512/512XL継続供給
-
純正・互換選択可
-
法人一括調達対応
ランニング運用に支障が出にくい体制です。
④ 部品保有期間
業務機として一定期間の補修用部品保有があり、短期生産終了による修理不可リスクが低いのも安心材料です。
総じて、本機は「買い切り使い捨て機」ではなく、長期業務インフラとして運用できるサポート設計が特徴です。
第29章|価格・コスパ分析
MFC-J7110CDWの最大競争力の一つが、A3複合機としての価格バランスです。レーザー複合機と比較した場合、導入コストは大幅に抑えられます。
① 本体価格帯
-
A3カラーレーザー:数十万円
-
本機:その数分の一
初期投資を抑えたい企業に有利です。
② ランニングコスト
LC512XL運用時のコスト要素:
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低インク単価
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独立交換方式
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廃トナー不要
長期運用ほど差が拡大します。
③ 電力コスト
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低待機電力
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ヒーター不要
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小契約電力対応
電気代削減効果も見逃せません。
④ 5年TCO試算イメージ
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本体+インク+電力+保守
同等A3レーザー機と比較すると、総所有コストは数十%削減になるケースも珍しくありません。
つまり本機は、
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導入費
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維持費
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電力費
すべてを抑えた低TCO型A3複合機と位置付けられます。
第30章|総合評価・結論
ブラザー MFC-J7110CDWは、A3対応ビジネスインクジェット複合機として極めてバランスの取れたモデルです。
総合評価ポイント
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A3フル機能(印刷・コピー・スキャン・FAX)
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高速31ipm出力
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600枚給紙
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30万ページ耐久
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低ランニングコスト
これらを中価格帯で実現している点が最大の強みです。
導入効果まとめ
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外注印刷費削減
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業務資料内製化
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印刷待ち時間短縮
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ペーパーレス化推進
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ワークフロー効率化
中小企業〜部門導入機としては非常に費用対効果が高い選択肢と言えます。
最終結論
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A3文書を扱う企業 → 導入価値大
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コスト重視法人 → 有力候補
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SOHO/士業 → 業務効率向上
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写真用途中心 → 他機種検討
総じて本機は、
「低コストでA3業務環境を構築したい企業の最適解」
と評価できます。


