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【特集解説】週刊ファミ通No.1908の注目記事まとめ|FFIX・伊達鍵・イースX最新情報掲載!
2025年8月7日発売の『週刊ファミ通 No.1908』Kindle版では、名作『ファイナルファンタジーIX』の25周年特集を筆頭に、話題のスピンオフ作『伊達鍵は眠らない - From AI:ソムニウムファイル』や、発売直前の『イースX -Proud NORDICS-』など、注目作の最新情報を多数掲載。植松伸夫氏・青木和彦氏のインタビューも収録し、ファン必見の濃密な内容です。Kindle版ならではの読みやすさで、RPG・ADVファンに向けた特集記事を一気にチェック!
🟦 FFIXとは? ─ 概要と25年の歩み
2000年に発売された『ファイナルファンタジーIX(FFIX)』は、スクウェア(現スクウェア・エニックス)が手がけた「ファイナルファンタジー」シリーズの第9作。プレイステーション用ソフトとして登場し、全世界で累計530万本以上を販売した人気RPGだ。
FFVII・FFVIIIと続いたSF要素の強い世界観から一転、FFIXは原点回帰とも言える中世ファンタジーの世界観を再び採用。シリーズ初期作品を彷彿とさせるクラシカルな美術、戦闘システム、キャラクター設定が特徴だ。特に「盗賊ジタン」と「アレクサンドリア王女ガーネット」の関係性は、今も多くのファンの心をつかんでいる。
開発チームは当時、坂口博信氏をはじめとした「原点回帰プロジェクト」として組織され、「シリーズ集大成」としての位置づけを担っていた。作中ではシリーズ歴代作品へのオマージュも多数登場し、FFファンにとっては“裏ベストアルバム”的な魅力がある。
2025年、発売から25周年を迎えた本作は、リメイク版のうわさや記念グッズの展開などで再び注目を集めている。本特集では、その歴史や魅力を振り返りながら、今あらためてFF9を愛するすべての人に贈る情報を網羅してお届けする。
🟦 シリーズの中でなぜ特別視されるのか?
『ファイナルファンタジーIX(FFIX)』は、長年にわたるFFシリーズの中でも“特別な1本”として語られることが多い。なぜファンはこの作品にこれほど深い愛着を持つのか。その理由を、シリーズ全体の流れと比較しながら探っていこう。
🔹 1. 「原点回帰」による懐かしさと安心感
当時、FFVII・FFVIIIは大胆なSF路線を取り、未来的な都市や科学技術、重厚なテーマを描いていた。そこに登場したFFIXは、魔法と剣が支配する中世風の世界観へと立ち戻り、シリーズ初期(FF1〜5)の雰囲気を現代技術で再構築。古き良き「ファンタジーRPG」を待ち望んでいたファンにとって、まさに理想的なリバイバルだった。
🔹 2. キャラクターとストーリーの“人間味”
主人公ジタンは明るく社交的で、人助けを厭わないタイプ。シリアスで内向的なクラウドやスコールとは対照的で、物語全体に温かみがある。仲間たちの成長や葛藤が丁寧に描かれており、「ビビの生と死」「クイナの無垢な探究心」「スタイナーとベアトリクスの関係」など、感情に訴えるエピソードが多く、プレイヤーの記憶に深く残る。
🔹 3. 独自の演出と遊び心
FFIXには、シリーズでは珍しい「劇中劇」や「ミニイベント」が随所にあり、物語以外にも多くの楽しみが用意されている。アクティブタイムイベント(ATE)によって仲間たちの視点を並行して描く手法は、ストーリーへの没入感を高めた。
🔹 4. 音楽がもたらす情緒
音楽はシリーズの作曲家・植松伸夫氏が全編を手がけており、「Melodies of Life」は代表曲として人気が高い。ノスタルジックな旋律はFF9の世界観を一層豊かにしており、「音楽=感情記憶」を体現する一例としてもよく挙げられる。
このように、FFIXは単なるナンバリングタイトルに留まらず、「FFシリーズの精神的な帰還地点」として、多くのファンに“特別な思い出”を残している作品だと言える。
🟦 最新グッズ&イベント情報まとめ(日程)
『ファイナルファンタジーIX』が25周年を迎える2025年、ファン待望の記念グッズやコラボイベントが続々と発表されています。ここでは、現時点で確認できる最新情報をジャンル別に分けてご紹介します。
🎁 【1】記念グッズ(フィギュア・アパレル・雑貨)
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ブリングアーツ ジタン&ビビ25周年Ver.(SQUARE ENIX STORE限定)
デフォルメサイズの可動フィギュア。25周年ロゴ付きの台座と特製ボックス入り。
FFIX 25周年記念アートパネル
天野喜孝氏による新規描き下ろしビジュアルを使用。高級感あるキャンバス仕様で限定販売。 -
メロディーズ・オブ・ライフTシャツ/アレンジサウンドトラック
記念アルバムと連動したデザイン。限定パッケージ版には特典ブックレット付き。
📅 【2】リアルイベント/展示会
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FINAL FANTASY IX 25th Anniversary Exhibition -Memories of Gaia-
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開催期間:2025年9月20日〜10月13日
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会場:東京・六本木ヒルズ 森アーツセンターギャラリー
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内容:歴代アートの展示、未公開資料、音楽体験シアター、複製原画販売
カフェコラボ:スクエニカフェ秋葉原・大阪
FFIXテーマのオリジナルメニュー、ランチョンマット・コースター配布
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期間:2025年8月9日〜9月15日
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🎮 【3】ゲーム内コラボ(他作品との連携)
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『FFRK』『DFFOO』などモバイル作品で期間限定イベント開催中
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FFIXキャラの強化・専用ストーリー・ログインボーナスなど
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期間:2025年8月1日〜8月31日(予定)
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リメイクの発表は?
現在、公式には未発表だが、ファンの間では『FFIXリメイク』の動向に注目が集まっている。25周年のタイミングで何らかの動きがある可能性もあり、今後の公式発表を要チェック。
まとめ:
FFIX25周年は、過去を振り返るだけでなく、ファンが“今”を楽しめる仕掛けが満載。グッズやイベントは数に限りがあるため、気になる方は早めのチェックをおすすめします。
🟦 スペシャルインタビュー:植松伸夫氏が語る『音』の魔法
『ファイナルファンタジーIX』の音楽は、シリーズ中でも特に「心に残る名曲が多い」と評価されている。そのすべてを手がけたのが作曲家・植松伸夫氏。25周年を記念して行われた最新インタビューでは、当時の制作秘話や音楽に込めた想いが語られた。
🎵「原点回帰」と音楽
植松氏は、「FFIXの制作は、シリーズ初期の“物語と音楽の一体感”をもう一度表現したいという気持ちから始まった」と語る。FFVIIやFFVIIIではシンセを多用した近未来的な曲調が多かったが、本作では民族音楽や古楽器の響きに回帰。これは「ファンタジー世界に深く没入できるよう、音から“懐かしさ”を届けたかった」からだという。
🎶 名曲「Melodies of Life」の誕生
主題歌「Melodies of Life」は、作詞を染谷和美氏、歌唱を白鳥英美子氏が担当。植松氏は「この曲には“命の継承”という物語の核心を込めた」と語る。制作にあたり「最終的に歌詞が加わることを想定して、旋律だけで感情が伝わるようにした」とのこと。楽譜を見たスタッフ全員が涙を流したというエピソードも印象的だ。
🎧 25年を経て
インタビューの最後には、ファンへの感謝も込めてこう語った。「FF9の音楽が、みなさんの人生のどこかで寄り添えているなら、それ以上の幸せはありません」。
🟦 スペシャルインタビュー:青木和彦氏に聞くイベント演出の舞台裏
イベントシーンの演出を担当した青木和彦氏は、FFIXの「心に残るシーン」の設計者のひとり。ゲーム内イベントのテンポ、アクティブタイムイベント(ATE)など、独特な表現手法の開発に携わってきた。
🎭 「人間くささ」をどう演出するか
青木氏が意識したのは「人が動いている空気感」だという。プリレンダ背景とキャラの動きが一致することで、セリフがなくても感情が伝わるように設計されていた。特に「ビビが劇を観ながら自分の存在に迷うシーン」は、細かな表情差分とカメラ演出で“沈黙の演技”を表現している。
🎬 ATEシステムの狙い
ATEは、メインの物語と並行して仲間たちの行動を描く機能。これは「ゲーム進行に追われがちなRPGで、キャラの日常や心情を“選んで見る”仕組みがあってもいい」との考えから導入された。これにより、キャラクターの奥行きや感情の繋がりがプレイヤーの記憶に強く残るようになった。
🎁 演出という“見えない贈り物”
「演出は空気みたいなもの。意識されないのが最高の成功」と語る青木氏。裏方でありながら、プレイヤーの感情を動かす“縁の下の力持ち”としての哲学が垣間見えるインタビューだった。
🟦 記念イラストカード解説(紙版付録の補足)
今号(週刊ファミ通 No.1908)の紙版には、FFIX 25周年を記念したオリジナルイラストカードが付録として同梱されている。電子版では付録は含まれないものの、カードに描かれたイラストの解説やデザイン背景を紹介することで、その魅力をお届けしたい。
🖌 描き下ろしアートの特徴
今回のカードは、FFIXのメインキャラクターである「ジタン」「ビビ」「ガーネット」を中心に、幻想的なクリスタルの光に包まれた構図。絵師はFF9のビジュアル制作チームの一人であり、かつてのコンセプトアートのテイストを再現した繊細なタッチが印象的だ。
💡 モチーフと意味
中央に輝くのは「ガイアのクリスタル」。これは物語全体の根幹にある「生命」「記憶」「輪廻」を象徴するもので、イラストにも25周年のテーマ「命を継ぐ物語」が込められている。
📷 電子版の対応は?
Kindle版には付録そのものは含まれていないが、本誌内でイラストの縮小紹介が掲載されており、全体像と一部のアートコメントが読めるようになっている。実物が気になる読者は紙版の購入を検討するのも一案だ。
🧠 第2特集:「伊達鍵は眠らない - From AI:ソムニウムファイル」発売記念特集
🟨 シリーズおさらい:「AI:ソムニウムファイル」ってどんなゲーム?
「AI:ソムニウムファイル」は、スパイク・チュンソフトが開発する推理アドベンチャーゲームシリーズ。プレイヤーは特殊捜査官となり、現実世界の捜査と“夢の中(ソムニウム)”の潜入を通じて事件の真相に迫る。
2019年に第1作『AI:ソムニウムファイル』が発売。続く『ニルヴァーナ イニシアチブ』(2022年)は、2人の主人公によるダブル視点構成が話題を呼んだ。緻密なストーリー、分岐によるマルチエンディング、パズル的な夢世界の構造で高評価を得ている。
🟨 最新作の舞台と主要キャラクター紹介
本作『伊達鍵は眠らない』は、シリーズで人気のキャラクター「伊達 鍵一(だて・けんいち)」を主人公に据えたスピンオフ。時系列は前作『ニルヴァーナ〜』の前後をまたぐ構成となっており、新規プレイヤーにも優しい作りになっている。
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伊達 鍵一:捜査官として数々の事件を解決してきたが、今作では“自らの過去”に迫る。
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アイボゥ:人工知能搭載義眼。ユーモアと分析能力を兼ね備えたシリーズのマスコット的存在。
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新キャラクター・灯里(あかり):キーパーソンとして物語の謎とリンクしていく。
🟨 ゲームシステム解説:分岐・捜査・夢世界の仕組み
本作の特徴は、以下の3つの軸で進行するストーリー&捜査システムだ。
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リアル捜査パート:現場の証拠品調査、尋問、選択肢による分岐。
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ソムニウムパート:潜在意識の世界での探索。時間制限下で謎解きアクションを行う。
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マルチルート構造:選択肢によってストーリーが枝分かれし、異なる真相に辿りつく。
今回は「夢と現実が交錯する」「記憶の改ざんと真実の対比」がテーマになっており、プレイヤーの“観察力”が試される。
🟨 プレイ前に知っておきたい5つのポイント
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前作未プレイでも楽しめるが、知っていれば深みが倍増
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選択肢は後から巻き戻して再挑戦可能(フローチャート方式)
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ソムニウムパートは直感+ロジックが重要。タイム制限対策を!
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伊達の“ある秘密”が物語を左右する鍵になる
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周回プレイ推奨:一度のプレイでは物語の全貌は見えない
🟨 シリーズファンライターによるレビュー&考察
ライター・市川奈月氏によるレビューでは、「伊達というキャラクターが“主人公の器”として見事に成立しており、長年のファンも納得のストーリー展開」と評価。特に中盤以降の展開は「これまでのシリーズを見事に一本に繋げてくれる構造」として絶賛されている。
一方で、分岐後の一部ルートにやや説明不足な点があるとの指摘も。だが、それを補って余りあるキャラクター描写の豊かさと、夢パートの多様な演出が「これぞAIシリーズ」と言える完成度に仕上がっている。
⚔️ 第3特集:「イースX -Proud NORDICS-」発売直前総まとめ
🟥 舞台と時系列:イースXはどの物語の“後”?
『イースX』は、『イースII』と『イースIII』の間に位置する“空白の時代”を描いた作品。主人公はおなじみの冒険家アドル・クリスティン。本作では20歳の若きアドルが、北方海洋地域「オベリア湾」を舞台に新たな冒険へと旅立つ。
本編では「アドル日記(冒険録)」を軸に展開され、従来作では描かれてこなかった時代の“謎”が語られる。
🟥 進化したゲームシステム解説(マナアクション/帆船戦)
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マナアクションシステム:アドルがマナ(自然の力)を操り、探索・戦闘・謎解きに応用可能に。ジャンプ・移動・滑空などの操作に新たな自由度をもたらす。
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帆船戦&航海探索:拠点から海を進み、敵船とのバトルや未踏の島探索が可能。船のカスタマイズも充実しており、従来の“地上冒険”から大きくスケールアップ。
🟥 戦闘と探索:シリーズとの比較で見る改善点
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リアルタイム連携バトル:アドルとカージャ(女戦士)が切り替え式で操作可能。連携技やタイミングアクションも導入され、戦略性が増している。
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探索の自由度:マナアクションの導入で、空中・海上・地中といった複数層での探索が可能。これにより「一本道ではないイース」として好評を得ている。
🟥 近藤社長インタビュー:ファルコムの未来を語る
ファルコム代表・近藤季洋社長は、本作について「新しいプレイヤーに向けた“入り口”としての役割も意識して開発した」と語る。従来ファンへのリスペクトを残しつつ、戦闘・演出・ボリュームともに「コンシューマー最高水準」を目指したとのこと。
また、インタビューでは「次回作ではさらにマルチプラットフォーム展開を強化し、グローバル展開も視野に入れている」との発言も。イースシリーズの未来への展望が感じられる内容だった。